Twitterでバズった時によく見る「バズったので宣伝します」。
最近はこれを利用して情報商材を宣伝したり「詳細はプロフ欄にて!」で宣伝したりする業者が増えてきた気がする。
さて、このバズったら宣伝について「どれくらい効果あるわけ?」と思っていたところ、運良くバズったのでアクセス解析やツイートアクティビティの結果を用いて検討していこうと思う。
まずバズったツイートがこれ。
娘が「うんち出たぁ!」と言い出したので既にフォロワーと同程度の知能があるっぽい
— けんいち (@kenichi1351) 2021年12月11日
ラッキーパンチがあたり1.3万RTもされた。もう今後これ以上RTが伸びることはないでしょう。
先に簡単な結論から言うとバズツイートにブログの宣伝ツリーをぶら下げた結果アクセス数はかなり上昇した。
翌日も少し伸びたので総アクセス数は2100くらいだと思う。
普段のアクセス数は30程度、100超えれば「かなり反響あったな」となるくらい我が弱小ブログにとっては嘘みたいな数字で、今までのアクセス数が消費税以下となっている。
せっかくバズってブログにもたくさんアクセスがあったので、アクティビティやアクセス解析を用いて宣伝効果を検討していこう。
宣伝ツリー設置
まずは宣伝ツイート設置前後の違いを。
・設置前(~3000RT)
1000RTを超えたあたりからバズの波動をビンビンに感じていたが宣伝ツリーはぶら下げていなかった。なぜなら「ブログ?自己満足でやってるからアクセス数とか気にしてないけど?」みたいなスタンスがカッコいいと思っていたから。
プロフと固定ツイートにブログの宣伝はしてあったが3000RTを超えてもアクセス数はほとんど増えなかった。バズツイのアカウントのプロフ確認してURLまで飛んだりする人は極々少数のようだ。
・宣伝ツリー設置後(3000RT~)
朝起きると3000RTを超えておりマジでバズる5秒前になっており、数字の誘惑には勝てず以下のような宣伝ツリーをぶら下げた。
せっかくなのでブログも読んでいってねhttps://t.co/eEKF5B5WrP
— けんいち (@kenichi1351) 2021年12月11日
「バズったの宣伝します」という文言を使わない事で無駄な抵抗をしている事がわかる。今見ると宣伝したいくせに「まぁ見ていってもいいけど?」みたいな態度がダサい。
思ってたよりアクセスがあったので今まで書いた中で反響があった記事を4つほど書いたツリーをさらにぶら下げた(こっちは消しちゃったのでアクティビティが取れない重大なミス…)
この2つのツイートが主となりブログのアクセスが跳ね上がった。
ツイートアクティビティ
バズったツイートアクティビティはこんな感じ。
RTといいね合わせて9.1万という結果に。詳細のクリック数が13万超とRT&いいねの1.5倍近くあるのは結構以外。プロフィールのクリック数も2万件を超えている
インプレッションが250万ってまぁじ?Twitterくん盛ってない?と思うがここ疑うときりがないので信じていく。
次にぶら下げた宣伝ツリーのアクティビティを。
当然インプレッションはガクッと減って15.7万となり約94%減。エンゲージメントはさらに減って1000超で約99%減。
数値を見ると減ってはいるが正直もっと減ると思っていた、ある程度のRT数を超えるとリプ欄を大喜利だと思っている人が増えてくるのでスレッドを見る割合が増えるのだろう。
「うんち出たぁ!」でバズるとリプ欄の見知らぬ人物のうんち報告すら300いいねされる異常事態に突入する。
最近はバズ目当てのツイート末尾に「詳細はプロフィール欄を参照」みたいなのが増えてきて、「プロフィールに誘導するより後で宣伝ぶら下げた方良いんじゃ?」と不思議に思っていた。しかし、この結果からすると後付けの場合はそもそも見られる率がガクッと下がるからバズツイート内にそれっぽく宣伝を仕込む方が有効だと判断されたんだろう。
「プロフィール見てね」みたいなこと書いてなくてもプロフィール2万件以上クリックされてるので結構宣伝効果ありそう。
消しちゃったので画像ないけどもう一つの宣伝ツイートは更に後付けだったのでインプレッションが3割減くらい、でもちゃんと記事の紹介をした分リンクのクリック率は多く400は超えていた。
RTした層にリーチしやすい内容にしてればもう少しアクセス伸びたかもね。
Googleアナリティクス
ほぼ無意味だったGoogleアナリティクス君がを使う日が遂に来た!
とりあえずユーザー数はこんな感じ。やはりバズツイートに宣伝ツイートをぶら下げてから急激にアクセスが伸びてることが確認できる。
アクセスされた記事は最初に宣伝ツリーぶら下げたブログトップが最上位。後から追加した記事の方も伸びていた。
アマゾンアフィリエイト
Googleアナリティクスによると2番目にアクセスが多かった2021年買って良かったものにはアマゾンのアフィリエイトをいくつか置いてあるのでどれくらい反響があったか確認した。
記事のアクセス数が567件に対して、クリック数24、売り上げ0という結果に。クリック率は1/20以下となっていた。
知らないおっさんにうんち報告されまくった結果売り上げ0は悲しいが、娘のうんち報告で儲けようとした罰だとして甘んじて受け入れよう。
この記事を公開したときは100アクセスで12クリックくらいあったので能動的にブログを見に来た人よりぐっとクリック率が落ちている。バズツイに宣伝をぶら下げるのはアクセス数においては効果はあるが、バズ内容とジャンルが違う方向の商売に繋げるのはかなり難しそうだ。
バズ内容と宣伝内容がちゃんと地続きになっている、例えば絵を描いてる人がpixivの宣伝に使ったりするのは効果がありそう。
業者がよくやるちょっと泣ける良い話の後に突然情報商材について宣伝するあれはあまりクリックされてないだろうな。まぁ目に入りさえすれば何でもいいんだろけど。
結局宣伝効果はあるのか?
「バズったので宣伝します」の宣伝効果について検討した結果
・個人レベルのアクセス増についてはかなり効果がある
・半面業者は厳しいのでは?
という結論になった。
ある程度ノウハウがあるとはいえTwitterでバズ待ちするのはコスト0にしても運の要素が強すぎてパフォーマンスが悪く、運よくバズっても宣伝したい内容とバズツイが地続きでないと宣伝効果は低いのではないか。
恐らく彼らの上にいる「Twitterでバズって情報商材を売るための情報商材」を売っている人達が儲けてるだけなんだろうな。我々が目にする糞バズ業者は極々一部で鳴かず飛ばずの数多の屍がネットの海に沈んでいる事だろう。
大人しくSEO対策するかインスタで広告打った方が効果は出るんじゃないの。
バズを連発できるアカウントなら効果あるだろうけど、それっぽい事つぶやきまくって情報商材の宣伝連発しているアカウントは信用なくなってRTされにくくなるだろうしな。
そうなったらアカウント名とアイコン変えて別人のふりしてまた同じことするのかな(ここまで書いて思ったけどまるでぼったくり居酒屋みたいだ)
最後に
翌日このうんちバズにより見ず知らずの人間からうんち報告されまくったことをブログに書いたらかなり反響があった。
はてブのホットエントリーに乗ったりSmartNewsに掲載(スマート要素どこ?)されたりしているらしくアクセス数がさらに跳ね上がり、今までのアクセスが消費税どころか棒グラフから消滅してしまった。
今まで3年間かけて積み上げてきた総アクセス数がたった2日で超えられてしまった。
バズがバズを呼ぶとはこのことか、まるで資本主義のようだ(社会派)
SmartNewsのTOPとはてブのホットエントリーどっちがアクセス多いのかとか中々興味深かったので今度書きます(たぶん)。
おわりで~す