腐ったみかん

適当に書きます

今まであまり触れてこなかったガンダムを見ていく(第08MS小隊感想)

今まで見たことなかった名作を見てみようシリーズ。

ガンダム08MS小隊を見た。ラストリゾートまで見た。

 

 

08小隊は全体を通して戦争物なのにキャラがコミカルでどこか牧歌的な雰囲気なのが印象的。基本的に地球が舞台でジャングルでの地上戦がメインと泥臭く、ニュータイプも出てこないため自分の中のガンダム像とかけ離れたアニメで戸惑ったね。

ガンダムってスーパーエースパイロットが戦況を一人でひっくり返したり返されたりする話だと思っていたので、08小隊みたいな末端(?)の部隊を軸にした話は新鮮だった。アムロやシャアだけでなく、戦争なんだから色んな戦場があってそこで人が死んで殺してでドラマがあることを忘れていたね。

上記の通りガンダムはエースパイロットが乗るものだと思っていたので08小隊のような部隊が乗っているのはちょっと違和感。Zでmk2が出てきたし量産化に成功したのか?まぁそこら辺は今度有識者に聞いてみよう。

あとはゲリラがつよ〜い!!手で持つバズーカでMS沈められるんだね、MSって生身の人間ではどうしようもないと思ってたよ。しかし8話(?)のゲリラがバズーカぶっ放してキキのお父さんが死んじゃう展開はなんだかな〜と(ゲリラは舐められたら終わりみたいな感じなのかもしれないけど…)。アイナに出会い殺さずのシローと化したシローを揺さぶるためにゲリラを動かして人を殺した感があってちょっと…

 

 

というわけで最初は戸惑った08MS小隊だけど、話が進む毎に小隊の面々が好きになっていったし面白かった。

特に好きなのはサンダース軍曹。死神と呼ばれトラウマを抱えるもそれを仲間の力で克服する様が好き。

猪突猛進で明らかに隊長に向いてないシローがなんだかんだ行動や人徳でカバーし最初はナメられていた隊員からの信頼を得ていく過程は王道であり良い。

でもさ〜「死ぬな!」と隊員の事を第一に考えてます面してたのに最後アイナと共にどこかへ行っちゃうのはちょっと無責任に感じちゃうかな〜。

ラストリゾートで子供達に小隊の面々の名前を付けているのが隊を忘れてないって事なんだろうけど。

 

部下の事を想い、過去の経験からジオンを絶対許さないと誓ったのにアイナと出会った途端「人はわかり合える」みたいな事を言い出すのはちょっとえ〜って思うよね。

まぁ命令無視したり女の尻追いかけてめちゃくちゃするのがガンダムだってことを理解したのであまり気にならずに見れたんだけども。4作品目となりガンダム筋が鍛えられてきた事を実感してます。

 

 

一番好きなのはノリス大佐、きっと人気キャラでしょう。忠誠心が高く誇り高きTHE武人というキャラかと思いきや、アイナから親代わりと言われて嬉しそうにしたりとギャップもあり好き。そして何よりめちゃくちゃ強い。

「人の人生は何を成したかで決まる」「合流できそうにありません。自分は死に場所を見つけました」あたりはグッときた。

10話が評価高い理由がよくわかる。

 

 

それとアイナとギニアスの

「愛など粘膜が作り出す幻想に過ぎん」

「だからこんな鉄の子宮が必用だったのね」

このやり取りには痺れた。母親についてはあんまり掘り下げられてなかったけど11話しかないのでしょうがないか。小説版読んだら違ってくるか?

これはきっとガンダム名言集に入っていることでしょう。

 

あとアイナよりキキ派です。シローへの思いが届かないことをわかりつつも必死に探したり、ラストリゾートで子供達におままごと教えてるとことか好き。シロー…どうしてキキよりアイナなの…

 

 

しかしガンダムおじさん達が「これはガンダムじゃない」「いやこれこそがガンダムだ」とよく喧嘩してる理由がちょっとわかったね。ガンダムの名が付いてモビルスーツが出てきたらそれはもうガンダムでしょと思ってたけど、ここまで作風が違うと論争したくなる気持ちもわかるね。

 

次は何を見ようかな。

 

終わりで〜す