腐ったみかん

適当に書きます

RRRを見たらめちゃくちゃ面白かったので感想を書く

RRRを見た!IMAXで見た!

 

 

2023年映画館1作目。

めちゃくちゃ面白かったので感想書きます。もちろんネタバレ有り。

 

rrr-movie.jp

 

RRRは一旦上映終了してたんだけど、なんか最近再上映始まったのかな?運よく良い時間にIMAXでやってたので仕事帰りに初IMAX、画面でけー!とか音でけー!とか小学生みたいな事を思いつつテンションが上がる。

始まる前は「3時間越えとかおしっこ漏れちゃうよ〜(オズワルド伊藤)」とか思ってたけど、これでもかと言わんばかりのエンタメの波状攻撃を受けおしっこの事も忘れてしまうくらい面白かった。

 

RRRにはエンタメの全てがあった。

笑いあり涙あり…ド派手なアクションに友情努力勝利…恋…そして何より最高の音楽にキレキレのダンスと本当に3時間飽きずに楽しめた。

ラームとビーム二人の強さを描写した後に敵対関係にある二人が少年を救うために謎のジェスチャーから全てを察してめちゃくちゃな方法で助けるOPに度肝を抜かれ、ナートゥダンス、屋敷突入(森の仲間達が出てくるのがいいよね)、ビームへの拷問、最強の肩車、全然枯渇しない矢に最高のエンディング…パッと思い出せるだけでこれだけ印象に残るシーンがある。30分に1度はピークのような盛り上がりが来てエンタメの波にぐわ~っと飲み込まれて本当に最高。

 

インド映画ってなんかよくわからんけど急に踊るってイメージがあったんだけど、RRRはダンスに至るまでの過程に筋が通っていて見やすかったね。いけ好かない英国紳士にダンスをバカにされるビーム…悔しさを押し殺す黒人ドラマー…回るトレイ…からのラーム登場でドラムをバチバチにかき鳴らしてからの「ナートゥをご存じか?」の名翻訳でダンスinは最高。

Youtubeにナートゥダンスが上がってて何度も見てるけどやっぱりこの前の流れがないと寂しいな~と思っちゃう、このシーン見るためにもう一回劇場行きたい。

ナートゥダンスはご婦人達がNoを付きつけ一緒に踊りだす所ももちろん良いんだけど、英国紳士も巻き込んでナートゥバトルとなりラームが「グー!」のアクションを返す所が良いね。

ダンスの前では敵も味方もないってワケ。

 

あとはクールでクレバーなキャラだと思ってたラームがコミカルな動きをし始めたのも衝撃的。ここら辺は文化の違いなのかな、日本映画だと最後の方までコミカルにはしなそう。

最強の二人が常人ではありえないステップを踏みながら踊る姿は面白くて笑いそうになったんだけど、最後の方はなぜか泣きそうになってしまった。音楽とダンスの力って凄い。

 

 

友情か?使命か?については大方の予想通り友情を選ぶわけだけど、この友情を選ぶまでの過程が良い。

「仲間たちに武器を届ける」という使命を持つラームがビームの歌に民衆が突き動かされた姿を見て「武器は銃だけじゃない」と気付き解放を決意する。使命か友情か?という話は感情で友情が選ばれることが多いと思うんだけど、感情だけでなく理屈も通っておりラームの決断に説得力が生まれていたように思う。

もちろん絶対に膝を付かないビームに拷問の手を緩めないラームという前のシーンが素晴らしかったからこそこの説得力が生まれたわけだけど。

ここで涙と一緒に血を拭うシーンはラームの鉄仮面が剥がされてて良いよね。

 

ツッコみ所はたくさんあるんだけど、メインの部分はしっかりと筋が通っていてブレないから非常に見やすかった。

そのツッコみ所も話が進むうちに有無を言わさぬ映像と音楽パワーによって「まぁこの二人ならこれくらいやるよな」とすんなりと受け入れられるようになるので大丈夫。

Youtubeに最強の肩車に代表される名シーンがいくつか上がってるけど、これだけ見たらギャグ映画にしか見えないけど映画見た時は感動するんだよね~。

 

エンディングに謎の白髪のおっさんが出てきて「こんな人いたか?」と思ってたけど調べたら監督らしい。インド映画は監督もダンス踊れないとダメってワケ。

 

 

IMAXで見れて良かった~なめちゃおもろ~な映画でした。

 

終わりで~す。