今年も無事にサンタ業を終えたので書きます。
現在2歳半の娘が生まれて3回目のクリスマスを無事に終えた。
1回目のクリスマスには「はらぺこあおむし」の絵本をプレゼントした。「自分が子供の頃からあるけど現代の子供にも通じるのか?」とか思ってたけど毎回大興奮だ。
あおむしがお腹がいたくて泣く所では「あおむしさんないてるねー!」と一緒に痛がり、大きく太っちょになる所では「あおむしさん大きいねー!」と喜び、最後に綺麗な蝶になると「ちょうちょ!きれいねー!」と大はしゃぎしている。
現代の子供にもはらぺこあおむしは大人気のようだ。
グッズも購入し休みの日には家族みんなではらぺこあおむしTシャツを身に着けて出掛けたりしている。
2回目のクリスマスには口に入れても大丈夫なクレヨンとスケッチブックのお絵かきセットをプレゼントした。
手先が器用になってきた事もありわしゃわしゃスケッチブックに何事か書いている。
初めてのお絵かきをグッズにしてもらえるサービスを利用しバッグを作った。娘の記念すべき第一作品、将来有名クリエーターになったらテレビで紹介しよう(親バカ)。
娘が「アンパンマンかいてー!」と良く言うんでアンパンマンの絵が上手くなった、バイキンマンもお手の物、ただドキンちゃんはちょっと難しい…なんか顔のバランスがおかしくなるんだよね。
この前はじぃじに「おえかきしてー!」と御ねだりして絵を描いてもらっていた。父が絵を描いてる所を見た記憶がない…孫パワーでレアな姿を見れたな。
さて今年は何をあげようかと夫婦で思案…最近は色んな事に興味を持ち始めたので動物と植物の図鑑をプレゼントすることにした。
2歳半ともなるとサンタの概念を理解しているようで…イブの夜には「サンタさんつかまえるー!」と家の中を探し回っていた。「捕まえたら世界中の子供から恨み買うよ」なんてことを言いながら寝かしつけ。いつもより興奮していたのか中々寝てくれなかったけどなんとか就寝。
奥さんと「夜中起きて騒がないかな?」とか「ちゃんと朝気付くかな?」とかなんとか言いながら娘のお気に入りであるくまちゃんのぬいぐるみにプレゼントを持たせた。一晩中プレゼントを守ってくれたくまちゃんお疲れ様。
奥さんと一緒にプレゼントを配置しながら「自分はいつまでサンタさんでいられるんだろうか」だとか「親もこんな気持ちだったのかな」とか考えていた。
朝起きた娘は「なんだこれー!」とプレゼントを見つけ嬉しそうにページをめくっていた。野菜のページを見て「にんじんとーだいこんとートマトとー」と楽しそうに指差し確認していたが、突然「なんだこれー?」と言い出した、どうやらきゅうりがわからないらしい。うちでは奥さんがきゅうり嫌いなため食卓に並ぶことがないのできゅうりを認識出来なかったようだ。
たまにはきゅうり食べさせないとねと奥さんと笑った。
自分がサンタさんを信じていたのはいつまでだっただろうか?
薄々サンタはいないと気が付いていた頃の事、クリスマスのプレゼントにディディコングレーシングという64のソフトが欲しいとクリスマス直前に言い出したことがある。
この時は「(時間ないし無理だろうな…)」と思っていたが朝起きると枕元にはディディコングレーシングが置いてあった。
「え?なんで?サンタさんって本当にいるの?」と驚き、親はとぼけた顔をしていた記憶がある。今思えば忙しい中ゲーム屋さんを回ってくれたんだろう。
今ならその気持ちがわかる、娘のためならいくらでもおもちゃ屋さんはしごするね。
それと1つ苦い思い出がある。
サンタはいないとわかっちゃいけるけどなんとなく自分も親も普通にプレゼント渡そうと言い出せないくらいの時期だったと思う。
特に欲しいものを伝えなかったのでサンタさんもプレゼント選びに苦労したらしい…朝起きるとゲームソフトと共に手紙が置いてあった。
手紙には「欲しいものがわからなかったけど君に好きそうなものを買ってきたよ」「もし他のがよかったらお母さんに言って替えてもらってね」といった内容の事が書かれていた。
それを読んだ自分は…母ちゃんに…他のソフトに変更してくれと頼んで返品してもらった。
この時母ちゃんはなんて思ったのだろうか…たまに思い出して苦しくなる。自分が娘にそれされたら泣いちゃうな。
その事が心にずっと残っていたので「(この時くらいしかチャンスないな…)」と思い結婚式の日にあの時はごめんと謝った。
それを聞いた親は「そんなことあったっけ?」といった反応で…どうやら忘れていたらしい、意外とそんなもんなのかもしれないね。
こうしてクリスマスは無事に終わり…と思いきや激混みのイオンで娘が大泣きし修羅場になったりしたけどそれはまた別のお話
自分はあと何年サンタでいられるのか…それはわからないけど娘が望む限りサンタで居続けたいね。
終わりでーす