腐ったみかん

適当に書きます

娘と花見に行ったら楽しかった

桜が見ごろという事で家族みんなで花見に出かけた。

 

 

コロナだったりもろもろ忙しかったりとしばらく引きこもっていたが久しぶりに遠出をして花見に出かけた。

公園に着くなり「うわぁ~!」と言いながら縦横無尽に走り回る娘を夫婦で追いかけた。


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道に咲いてるタンポポを発見しては「はな!はな!」と指さして触っている。すぐに座り込んで土いじりするから最近買ったズボンが泥だらけになった。

突然イヤイヤが始まり地面に寝そべって暴れ始めた。1歳の誕生日にプレゼントしたリュックまで泥だらけだ。

ドレミの歌を口ずさみながら枝をぶんぶん振る娘を先頭に家族みんなで公園を歩き回った。「小規模なサウンドオブミュージックみたいだね」と奥さんと笑った。映画のような劇的な事が起きているわけではないけど娘が生まれてからは我が家は怒涛の日々だ。

小動物の糞を拾おうとしていたので急いで抱っこして緊急回避した。抱っこしたら泥だらけの靴を擦り付けてきた、こっちの服まで泥だらけだ帰って手洗いしなくちゃいけない。

桜に飽きたのか階段を昇り降りを10分くらい繰り返し始めた。「危ないよ」と声かけてももちろん無視、こっちは必死にこけた時に頭打たないようサポートしているのにそんな事は知らずに夢中で階段にチャレンジしている。これが生殺与奪の権を握るってやつか。

 

 

とても疲れた、でも全部楽しかった。

 

 

手が汚れるのが嫌で土を触らなくなったのはいつからだろうか、服が汚れるのが嫌で地面に寝そべれなくなったのはいつからだ。バッタを見ても捕まえなくなったのはいつから?蛙が触れなくなったのはいつから?

子供は我々がいつの間にかブレーキをかけるようになった部分に全く躊躇がない。

 

娘を見ていると毎日が新鮮で驚く事ばかりなんだろうなと少し羨ましくなる。

蝶が飛んでれば「ちょうちょ!」と大騒ぎするしお風呂で沈めたボールが浮き上がってくるのを見るだけで大喜びしている、いったいいつ自分からこの感受性が失われたのだろうか。

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この写真を見ると初めてプレイしたオープンワールドゲームのオブリビオンで地下牢から出て地上に出た時の事をなんだか思い出す。この目の前に広がる広大な土地でいったいどんな冒険が待っているのだろうかとわくわくしたものだ。

 

娘にとってはこの目の前に広がる現実世界の全てが何が起きるかわからない、我々にとってのファンタジーのようなものなのだろう。

娘もきっと「あの山の頂上には何があるんだろうな」とか「雲の上にはお城があるのかな」とか考えているに違いない。

いや、親が勝手に感傷的になってるだけで意外と何も考えてないのかもしれないな。

 

 

疲れたのか帰りの車の中で娘はずっと寝ていた。

たまには遠出するのも悪くない。