腐ったみかん

適当に書きます

Re:ステージ!ドリームデイズを見た

この前IDOLY PRIDEを見て気分がのってきたのでアイドルアニメを見ることにした。

kenichi1351.hatenablog.com

 

いくつか候補はあったが、スマホゲーをプレイした事があるRe:ステージを見る事にした。Re:ステージのスマホゲーは音ゲーヨッシーのたまご的なパズルゲームを組み合わせた斬新かつ摩訶不思議な激ムズゲームですぐやめちゃったわけですが…

あとフォロワーの鶴の一声で高尾山のグラフィックが実装されたことは知っている。

 

今まで見た22/7、IDOLY PRIDEの職業アイドルとは違いいわゆるスクールアイドルらしい。校内の人間スカウトして仲間増やして~って流れどこかで見た事あるな~と思ってたけどパワポケだな。うろついて他の部活の部長とミニゲーム(今作ではサバゲー)で勝ったら引き抜くっていうのはパワポケ1の頃を思い出す流れだ、20年以上前からスクール物のテンプレ決まっていたのか。

職業アイドルアニメと違い、少人数で始まり一人一人仲間になっていくのはキャラが立ちわかりやすくて良かった。22/7のアニメは終盤まで佐藤麗華と立川綾香の違いがわからなかった(今となってはなぜわからなかったのかがわからないほど違うのだが)

 

全体的に女児アニメっぽい雰囲気(女児アニメはあまり見ないので間違ってるかもしれない)で効果音やBGMが古臭く、時には過剰とも思えるギャグ描写に馴染めず少々苦労した。

それでも7話で主人公の舞菜を連れ帰してステージでみんなで踊るシーンは超の付くほどの王道展開ではあるが良かった。ライブ後に興奮冷めやらぬ顔で何もしゃべれずに頭を下げるだけなところがいい。

嫌われ役の珊瑚にも最後に最大の見せ場を作るのもよい。そういえばこういうキャラ見てツンデレだなという感想を抱かなくなったのはいつからだろう。

 

アイドル活動ともう一つの主題であった「舞菜がステージが怖くなった」事に関して少々消化不良か。「必ず私の元に帰ってくる」等々姉に不穏な空気を出しておいて姉との確執は特になしは肩透かしをくらった(自分が深読みしすぎただけ?)。

 

あまりにも王道で少々フックが足りないという事で投入されたのがみぃ先輩こと長谷川みいだろうか。(アニメ特有の)異様に権力を持った生徒会の副会長であり、アイドルモードの時は語尾にみぃをつけて喋るあまりにもアニメ然としたアニメキャラ。MADが作られて人気が出たのか公式がみぃシーンの動画を上げたりしている。

www.nicovideo.jp

 

最初は「こんなやついないだろ…」と思っていたがすっかりみぃ中毒に…なんてことはなく、最後まで語尾はノイズに感じた。いつの間にかMADに便乗して盛り上がるようなことをしない、くだらない斜構(しゃかまも最近聞かないね)人間になってしまったなと思う。

年々フィクション内の現実離れした言動を受け入れられるキャパが狭くなってきたと感じる。年を取って自分の中の常識が構築され、そこから外れる者を異物だと認識し拒否してしまうのだろうか。

 

みぃ先輩は狂言回しの役目を一手に引き受けてしまった弊害か後半はギャグキャラになったのが少し残念。メンバーで唯一?学校外で1人でのアイドル活動の経験があり、通行人の足を止める事がどれほど大変かと語っていた彼女はもう少し他のアイドルに対してリスペクトのある言動をするのではないだろうか。

文句を言いつつもこれだけ書くのだから印象に残ったキャラは聞かれるとみぃ先輩となるだろう。

 

アイドルアニメの力は凄くIDOLY PRIDEに続きライブに行きたくなってしまったな。特にOPと最終話の曲が好き。

全編を通して奇をてらわず王道を突き進む良いアニメだった。王道は面白いから王道って言うんだよな。

おわりで~す