腰は痛めない方がいいらしいね
今年の6月頃からジムに通い始めた。以前フルマラソンに取り組んでいた事もあり、当初は有酸素運動メインの予定だったが筋トレを始めてみるとこれが中々面白い。特にフリーウェイトゾーンでのダンベルやバーベルを使った筋トレはマシントレより全身を使ってる感があって楽しかった。
始めたばかりの進捗は目覚ましいもので…どんどん重い物を持てるようになっていった。"重い物を床から持ち上げたい"というあまりにも原始的な欲求がこんなにも自尊心を満たすのかと驚く。
そんなわけで週に2,3回はジムに通い30分ランニング30分筋トレのメニューをこなしていた。
そんなある日…ついに腰をやってしまう。
・初日
最近重量は停滞していたし、食事制限もしてないので大して体形は変わらない、成長しない自分に少々飽きを感じていた。
というわけで座学、デッドリフトのやり方をYoutubeでいくつか確認しフォームチェックを行ってみるとなるほど確かに効いてる感じがする。
なんとなくイケる気になり調子に乗ってデッドリフトの最高記録に挑戦した。
グッと力を入れたところやはり重くて持ち上がらず一度休憩。いつもはこの段階でやめるんだけど、その日は座学パワーで調子に乗っていたので再挑戦を行う。これが全ての間違い、上げた瞬間腰に電流が走る。
これが魔女の一撃ってやつか…
でその日はゆっくりなら歩けたのでよろよろしながら帰宅。前屈もなんとかなったので風呂も入れた。
明らかにヤバいと感じたので腰にシップを貼ってさっさと寝る事に。
・2日目
明け方腰の痛みで起きる。かなり悪化しており寝返りをするのでさえ数分かかる。トイレに行きたかったのだが中々立ち上がれずにベッドでジタバタしてると奥さんが起きてしまった。手伝ってもらってなんとか体を起こす。
結局トイレに行って帰るまで20分近くかかったと思う。今までも腰がピキッときて「ぎっくりやっちまったか…?」と思った事はあったがレベルが違う痛みだった。
再度眠りにつくも…こういう日に限って子供は早起きだ。いつもは7時過ぎまで寝ているのに6時には起きてきて「おとしゃん!ねんね!ねんね!」と腰をトントンしてくる。勘弁してくれ~。
その後も普段は「おとしゃん!むこういって!」とすぐに排除しようとしてくるのに抱っこをせがんできた。子供は変化に敏感なんだろうな。
仕事を休む連絡を入れたのちに病院へ。受付に行くと「コロナ禍なので予約制なんですけど予約してますか?」と聞かれる。
「(まじか…)」と絶望の表情を浮かべていたら「かなり待つかもしれませんがそれでもいいなら」と言われ喜んで待ちますと即答。
病院は爺ちゃん婆ちゃんでいっぱいだった。なんかよくわからない機械に乗せられて爺さんがブルブル震えている。自分も歳を取ったらお世話になるのだろう。
それと小学生くらいのキッズがワンピースを読みながら「シャンクスがね~」と母親に話しかけていた。生まれるずっと前からある漫画を読む小学生…新時代到来してるね~
1時間ほど待ったのちレントゲン撮影と診察を受けた。腰が痛いのに右向け左向けだとか後ろに反れだとか無理難題を言いつけられ、その都度ヒイヒイ言いながらなんとか体を動かす。
取りあえずは骨に異常なし、痺れもなくヘルニアではなさそうなので安静にしてれば良くなると思いますよと。
その後電気と温めるマッサージ?みたいなのやって終了。痛み止めの薬とシップにコルセットを貰った。
全部合わせて3700円くらいかな。腰のサポーターとシップ買っただけでそれくらいするのでレントゲン診察と薬も合わせてこの値段は安い。保険制度ありがと~~~!
サポーターを巻いて家で休んでたら仕事から帰ってきた奥さんに「これでお揃いだね」と握手を求められた。慢性腰痛持ちで数年に一度ぎっくり腰を発症してしまうので腰痛仲間が出来てなんだか嬉しそうだ。
夜にはかなり回復して地面にある物を拾えるくらいにはなっていた。
・3日目
やはり朝が辛い、恐らく寝返りうてずに同じ体勢で寝ているので体がカチコチになっているのだろう。
それでもコルセット巻けばそれなりに歩けるまで回復したので出勤。職場のマッチョと「いや~ついにやっちゃいましたw」とかコルセットを見せてわいわい盛り上がった。
夜は皿洗いと洗濯くらいは出来るようになったけど、急に動く可能性のある子供の抱っこは奥さんに全て任せた。
・4日目
相変わらず朝は辛いがコルセットなしでもそれなりに動けるようになり自転車も乗れた。
動けるようになったらコルセット外した方が良いとは言われていたがちょっと怖いので通勤時は着用。少し痛むものの、小走りくらいなら出来るし日常生活に特に支障はなくなった。
このまま回復して週末には軽く運動出来るようになったらいいな~
腰を痛めてちょっと思った事
・腰は体の要である
腰の漢字の中に要が入ってる事からわかるようにまさに体の要であった。
・駅でダッシュしてるサラリーマンは怖い
マジで怖い。相手も30代の男性がこんな遅く動くとは思ってないだろうからぶつかる可能性考えてひやひやした。
結論
小島瑠璃子さんが全面的に正しかったです。生意気言ってすみませんでした。
終わりで~す。