腐ったみかん

適当に書きます

禁忌を犯すことに対する説得力 コードギアス復活のルルーシュ

コードギアス復活のルルーシュ見てきました。あんまり大きくないスクリーンでしたが客入りは7割くらいで福岡にしては結構入ってたかな。

結構面白かったけどある種の禁忌(死人を復活)を犯してまでする必要のあった話だったかというと説得力に欠けるかな…という感じ。今回の話が作りたくてルルーシュを復活させたのではなく、ルルーシュを復活させるために今回の話を作ったという大人の事情感が拭えない。実際突き詰めていくと大人の事情なんだろうけど(監督もルルーシュの物語に決着をつけるためという発言をしている)、それを感じさせない説得力のある復活をしてほしかった。

でも復活するとなった時点で万人が納得するような話になるわけもなく、その中では良い結末だったのではないでしょうか。

なんやかんや言ってますが復活のシーンではうおおおおおお!ってなったしその後の色々な人との再会シーンはグッとくるものがありました。

 

以下ネタばれありで気になった点を

 

 

 

 

 

・可哀想なシャーリー

今回の話でルルーシュと共に復活したシャーリーでしたがやった事といえばルルーシュの死体を運んだくらい…(本当は色々やってるんでしょうが)。挙句の果てには軽くお付き合いしているルルーシュをC.C.に取られるという結末…

TV版の頃から不遇なキャラクターでしたが死んでたのを無理やり起こされた上でこんな扱いを受けるなんて…わざわざ生き返らせなくても良かったのでは。

 

・C.C.の変化

テレビ版の観測者という立場から映画3部作では少しやわらかく女性らしい演技になってましたが復活では完全に女になってましたね。魔女と魔王という関係性が好きだったので最後のプロポーズは良くもありがっかりもあり…C.C.ファンは嬉しかったでしょう。

 

ルルーシュの復活

 贖罪のために残虐非道な皇帝となり、スザクの平穏を永遠に奪い最後は自ら死を選択したルルーシュが復活して"しまった"ことに対して特に言及するでもなく、復活即ゼロモードになっていることに違和感が...もっと苦悩したりそれこそなぜ復活させたのかとC.C.を責めたりするのではないかと…

 

・エンドロール後

あれはギアスをこの世からなくすために奪っていってると思いましたが「しかし覚悟のある者ならば…」とギアスを与えているようにも思える発言をしてましたね。もしギアス与えてるとするならそりゃないでしょうと。

 

・相変わらずよくわからないcの世界

最後ルルーシュとナナリーを救ってくれたのは誰なんだろうと思いましたがパンフレット読む限りお世話になった人々(ロロとか?)なんですかね。相変わらずcの世界は難しくてよくわからん。

 

・時を戻すギアスの存在

個人的に時を操る系の能力は好きじゃないのでちょっと…でもアキトよりマシなのでまぁ良し。

 

ルルーシュの復活をあっさり受け入れる人々

もっと色々あってもよさそうなもんだけどあっさり受け入れてましたね。ナナリー捕らわれててそれどころじゃなかったのかもしれませんが。

 

・いきなり死のうとする扇

ナナリー救出するために人数が足りないって話をしたばっかりなのに死をもって償おうとするのはおかしいでしょ。死ぬならナナリー救出してからにしろよ。

 

・顔ばれを気にしないルルーシュ

最後普通に民衆に紛れて歩いてましたがバレちゃまずいんじゃ…

 

魂の抜けたルルーシュに頭撫でられてなくカレンや扇の結婚式の様子を一緒に見るスザクとルルーシュ等良いシーンもいっぱいあったので良かったんだけどな~

やっぱりあの終わり方をしたルルーシュを再び引っ張り出すことに関してケチつけちゃいますね。