腐ったみかん

適当に書きます

コロナ禍の出産について 子供が生まれて5ヵ月たちました

月日が流れるのは早いもので子供が生まれて5ヵ月たちました。

先月はガンガン寝返りをうっていたのに突然全く寝返りをしなくなり数週間…寝返っても元に戻れず泣きわめいてひっくり返してもらわないといけない、特にメリットがないという事実に気が付いたのでしょうか。

しかし寝返りはしなくなったものの謎の機動力を発揮、朝起きたら180度回転して目の前に足があるなんて事もちょくちょくあるようになってきました。いったいどんな寝相なんだろうか…

 

最近はちゃんと親を認識するようになったらしく、自分が帰宅して家の扉をガチャガチャと開けてると「お父さん帰ってきた!?」と言わんばかりに玄関の方を向くようになったとか。可愛い奴め…

 

体重の増加が少し緩やかになってきたので母乳の後にちょいちょいミルクを飲ませているのですが全然飲んでくれず…。離乳食期間中の兄貴は「絶望するよ」なんて言ってましたがちゃんと離乳食を食べてくれるんだろかと不安は募るばかり。まぁなんとかなるでしょう。

 

引っ越しも決まったので片付け中。動かない内に包丁などの危ないものは手の届かない範囲に片付けて勝手に開けないようにストッパーかけて…とやることがたくさんあるっぽい。

今回はコロナ禍の出産に書いていきます。

 

 

妊娠が判明し、安定期に入って後は何事もなく生まれる事を祈るだけ…という頃からコロナが流行り始める。最初はまぁすぐ収束するっしょと楽観視していたがご存じの通り現在もまだ続いている。

 

産婦人科は夫婦での通院は不可となり診察中は車で待機、立ち合いについても出来るかどうかわかりませんと言われて不安は増すばかり。

予定していた両親学級は全てキャンセル、ここで赤ちゃんのオムツの替え方や沐浴の仕方などなど、赤ちゃんを育てるためのイロハを習う予定だったらしいのだが全くわからない状態のまま放り出されてオロオロ。

普段であればそういう場で妊婦さん同士でアドバイスをし合ったり…不安を共有したり…等々交流するらしいのだが集まることが厳禁となってしまったの全てなし。奥さんはテレワークになり人と接する事がほとんどなくなってしまい、悪阻とストレスで体調悪そうにしているのを見守るだけ。

一応話は聞くものの、夫婦とはいえ出産に関しては役割が違いすぎて芯をくった話は出来ずただただ頷いて早くコロナよくなるといいね~と話す事しかできなかった。

 

そんな中、ボランティアの助産師さん達がオンラインで両親学級を開いてくれたのはありがたかった。20人ほど集まり助産師さんの話を聞いた後ああでもないこうでもないと不安な事を話し合った。特にヨーロッパに住んでる夫婦の方がいてほとんど外を歩けないと不安そうにしていてみんな大変なんだなと改めて思う。2人目妊娠中の人から1人目出産した時の実体験を色々と聞けたのは良かった。

 奥さんはTwitterで育児アカを作って同じ時期に生まれそうな人達と色々情報を交換していたらしい。Twitterたまには役に立つじゃん。

  

出産予定日の1ヵ月前から緊急事態に備えて禁酒。自分がいない時に備えて妊婦向けの陣痛タクシーを用意している会社を探すが「子育て県佐賀県」のキャッチコピーも虚しく扱ってるタクシー会社なし。6月生まれで給付金はもらえなかったが、同じ時期に子供が生まれた福岡に住んでいる友人は自治体からもらえたらしい。お金はないのはしょうがないが頑張れ子育て県佐賀県

 

コロナは収まる気配がないものの夫のみ病院に入る事を許されて立ち合いが出来ることになった。

 

予定日の2日ほど前に奥さんから少し破水したとの連絡をうけ病院に向かいお昼の11時頃到着。

促進剤を投与したりして時折陣痛が来るも産まれそうになく、夜はコロナ対策という事もあり夫が病室にいる事は禁じられているため17時で帰宅。何かあったら連絡すると言われたのでスマホを枕元に置き就寝。夜中に何度か目を覚ますも疲れていたのか思ったより眠れた。

 

朝起きて9時から病院に入れるようになったので再び病院へ…昨日とはうってかわってかなり苦しそうな奥さんを見てめちゃくちゃ大変なんだろうな…と感じる。夜通し陣痛と戦い続けている奥さんとスヤスヤ寝ていた自分、出産に関して男女の溝は埋まる事はないのだろう。

とにかく腰が痛いとの事でひたすら腰を押し続ける事約2時間、ようやく分娩室に移る事になった。奥さん曰くようやくこの痛みから解放される、それこそ天国への階段のような感覚だったらしい。

 

分娩室では奥さんの好きなうたの☆プリンスさまっ♪のライブ動画が流れるという大変シュールな光景の中1時間ほど格闘してようやく子供の頭が見えてくる。手を握り返したり声をかける事しかできなかったけどその時は必死だった。

入院から24時間以上たって無事子供が産まれた…緊張が続いてへとへとだったけど一目見た感想は「え~可愛い~」の一言。ガラス越しに眺めたり写真を撮りまくったりと1時間ほどした所でそろそろ帰ってくれと言われる。コロナ禍では生まれたばかりの子供とゆっくり対面する事もできないらしい。

 

不妊治療の時良くしてくれた看護師さんがわざわざに来てくれて「良かったね~」と声を掛けてくれた。どこの病院で産むかと話し合った時に「あの人がいるからそこにしよう」と決め手になるくらい良くしてくれた看護師さんだった。この人に出会わなければ心が折れていたかもしれないな。

 

その後入院中も面会は30分まで、夫以外の家族の面会は禁止等々のルールがあるため洗濯物を渡してちょろっと子供抱っこして終わり。

退院してしばらくは両親に孫の姿も見せられない状況が続き、また年末年始の帰省はやめようかという話になっている。 

 

 

コロナ禍の出産は多くの不安があったがボランティアで両親学級を開いてくれた助産師さん、医療関係者、そして色々と支援してくれた身内とたくさんの人々のおかげでなんとか乗り切ることが出来た。

早くコロナ収束してくれるといいな。