俺ガイル完、5年ぶりの新作だというのに「普通に先週まで放送してましたけど？」と言わんばかりに一切説明なく1話が始まって驚きましたがあらすじを読み返しつつ3話まで見ました。
楽しみにしてて見てるんですがどうにもこうにも重苦しく、息苦しくなってしまったので思ったことを書きます。
俺の青春ラブコメは間違っている。完ですがなんと言いますかこう暗いというか重苦しい感じがして見てて窒息死しそうになっています。ストーリー的にパッと明るい感じにならないのはしょうがないにしても別に暗い話でもなく、ギャグもちょくちょく出てくるのになんでこんなに暗いのか…その理由について思ったことを書いていきます。
盛り上がり所のなさ
完を3話まで見ましたがなんだか盛り上がり所がないような…1期だと3話ではテニス対決に勝利し、2期では2話で修学旅行で海老名の問題を解決するなど序盤で一つの山を越えていきましたが完ではそれがない。
俺ガイルの面白さの一つに奉仕部に持ち込まれた依頼を比企谷が正攻法ではない手段で解決する、アンチヒーロー的な爽快感とそれに伴う痛みのバランスがあると思うんですよね。文化祭の話だったり、海老名への告白だったり…2期の終盤で比企谷のやり方は間違っていると指摘され、この一連の流れを封印されてしまったので致し方ないのでしょうがそれに代わる新たな楽しみがない。
雪ノ下の家族問題とプロムが軸になっていくんでしょうけど簡単に終わりそうな話でもなくもうちょっと時間がかかりそう。というかプロムって何？都会では普通なの？今までの文化祭とか恋愛関係とかクリスマス会だとか…そういうのは身近にある事だしわかるんだけど、プロムに関しては本当に他の世界の話であって感情を入れて見る事がいまいちできず…
外部の依頼解決は終わったので奉仕部の内部の課題を解決しますって話なんだろうけど、雪ノ下の家族問題だとか比企谷の本物だとか…奉仕部の内部の話はなんだか抽象的な事が多くてすっきりしないんですよね。
弱気になった雪ノ下
あれだけ強気だった雪ノ下さんが家族関係の悩みからか、陽乃さんからの脱却のためかなんだか大人しくなっちゃいましたね。
強気の雪ノ下が無理して折れるからこそ「今助けるぞ！」ってなりますが、今の雪ノ下が折れてもでしょうねという感想にしかならないかな。
三角関係の難しさ
色々と考えましたが結局はこれなんでしょうね。
2話で負けフラグをビンビンに立てたヒロインを見続けるのは厳しい～の一言。これが全12話で、9話くらいでの展開だったら「あぁそうなるのね…」って感じで終わりを意識しつつ見続けられますが、2話であんなフラグ立てられたら「あと10話以上も悲しい姿見続けなきゃいけないわけ？」と見ていられなくなります。
3話の比企谷にエスコートされるシーンも可愛いし良いシーンなんだけどなんだか物悲しい気持ちに…
雪ノ下は家庭環境に振り回され、由比ヶ浜は恋愛負けフラグを着々と建築していく…ダブルヒロインどちらもなんだか悲しい話なので重苦しい雰囲気になってしまうのではないでしょうか。
いろはすだとか戸塚とか、奉仕部に関係ないキャラが出てる時は楽しいんですけどね。
ラブは足りてもコメが足りず、足りたラブもなんだか気まずく…
俺ガイル完の世界が明るく開ける日は来るのでしょうか。
