腐ったみかん

適当に書きます

自粛期間中は本を読め!~お勧めの小説紹介~

自粛期間で暇してるなら本を読め!というわけでお勧めの小説紹介していきます。

わりかしわかりやすい本が好きなので普段あまり本を読まないなって人でも楽しく読めるかと。

 

 

・青の炎

青の炎 (角川文庫)

青の炎 (角川文庫)

  • 作者:貴志 祐介
  • 発売日: 2002/10/23
  • メディア: 文庫
 

自分の読書史を語る上で外せない作品。一番好きな本は?と聞かれると迷っちゃいますが一番心に残ってる本は?と聞かれると迷わずこれを上げます。

小さい頃はズッコケ三人組やほうれんそうマン(すっかり人気はゾロリに取られてしまいましたね)、ちょっと大きくなった時はシドニィシェルダンの本を読んでいましたが中学生以降はほとんど本を読むこともなくなってしまい…高校生の頃朝の15分読書が実施され当時大流行してた「バカの壁」を読むもよくわかんないしつまんないな~なんて事を思ってました。

その次に読み始めたのが家に転がっていた青の炎。当時好きだった松浦亜弥が実写映画のヒロイン役をやったこともありなんとなく読み始めたところ、あまりの面白さに休み時間も読み続け早く続きが読みたくてダッシュで家に帰った事を覚えています。この本に出合わなければ小説を読む事もなかったかもしれません。

 

・クリムゾンの迷宮 

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

  • 作者:貴志 祐介
  • 発売日: 1999/04/09
  • メディア: 文庫
 

貴志祐介の小説の中で一番好きなものがこれ。

今となっては数多あるバトルロワイアルやデスゲーム物ですが発売から20年たった今でも色褪せない。続きが気になって徹夜間違いないし(ビシッ!)

 

・バトルロワイヤル 

バトル・ロワイアル 上  幻冬舎文庫 た 18-1

バトル・ロワイアル 上 幻冬舎文庫 た 18-1

 

バトルロイヤル物といったら外せない。

映画が主にグロテスクな方面で話題になりましたが、2時間で収めないといけない映画とは違って生徒1人1人の背景がしっかり描写されており時にハラハラ…時に涙ぐみながら夢中で読みました。題材がハードなだけの出オチ小説だと思って避けてたのがもったいなかった。
中学生が殺しあうという題材は当時ほどの衝撃はないかもしれませんが今読んでも充分に楽しめる名作です。あと2は読んではいけません。

 

・翼はいつまでも 

翼はいつまでも (集英社文庫)

翼はいつまでも (集英社文庫)

  • 作者:川上 健一
  • 発売日: 2004/05/20
  • メディア: 文庫
 

青春小説の決定版。舞台はビートルズを聞く事が禁止されていた当時の話なためか前半は理不尽な事が多くてカチキレそうになる部分もありますが、後半から夢中でページをめくってしまいました。

セックスがしたくて湖に行く主人公。少し違うけどこんなバカみたいな行動を昔したことあるな~なんて思い返しながら学生時代を懐かしんでました。

あとはヒロインが激カワ。

 

・砂漠 

砂漠 (新潮文庫)

砂漠 (新潮文庫)

 

大学生活を描いた青春小説。世界平和のために平和の役を作ろうと躍起になる西嶋のセリフの一つ一つに心を打たれ、大人になるにつれ色んなことを見て見ぬふりをしていた自分に気が付かされます。

若い世代はこれを読んで大学生活に憧れろ!そして現実の大学生活に絶望しろ!

大人はもう二度と戻らないあの頃に恋い焦がれろ!そして自分の大学生活と照らし合わせて鬱になれ!

 

・階段途中のビッグノイズ 

階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫)

階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫)

 
これほどまでに先の展開がみえみえなのに爽快な小説があるだろうか(いやない)
最初の50ページも読めば中盤の展開から最後のオチまで全て予想できることでしょう。そしてその予想は裏切られることなく思い描いていたラストへ繋がっていきます。
王道はなぜ王の道と書くのか…なぜなら面白いから。ベタだベタだと言われる展開が今もなおなぜ使われるのか…なぜなら面白いから。
ベタベタな王道展開のど真ん中を突き進む読後がスカッと爽やかな青春小説です。
 
・アンダー・ユア・ベッド 
アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)

アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)

  • 作者:大石 圭
  • 発売日: 2001/03/08
  • メディア: 文庫
 

何年も前に一緒にコーヒーを飲んだことが忘れずに同級生の家に忍び込んでベッドの下に潜り込む話。あらすじから行くと完璧にジャンルはホラーだけど純愛です、誰が何と言おうと純愛小説です。主人公の痛いまでもの一途な思いに心動かされます。

ただ暴力描写が結構きついので苦手な人はやめといた方がいいかも。

 

フェルマーの最終定理 

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

 

学生の頃数学が好きだった?→完璧です今すぐ読みましょう。

学生の頃数学は苦手だった?→大丈夫です数学が苦手な人でも楽しめす今すぐ読みましょう。

数学はまったくわからないから嫌い→大丈夫です数学なんて一部の天才以外にはわかりません今すぐ読みましょう。

雲の上の頭脳の持ち主だと思ってた高校の数学の先生がよく「真に驚くべき証明を見つけたがこの余白はそれを書くには狭すぎる」というフェルマーの有名な言葉を引用してました。その先生は大学で数学科に進学しまじめに勉強したけど勉強すればするほど数学のあまりの奥深さに諦めてしまったそうです。

この本を読んで数学の奥深さと無限に挑むロマンや尊さを感じていきましょう。

 

しゃべれどもしゃべれども

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)

 

落語の話。読後良い人になってる率100%の帯は伊達じゃない!登場人物みんな好感が持てて素敵な話。読み終わった後は自分も何か新しいものに挑戦してみようと思えます。

村林少年の勇姿を刮目して見よ!

 

 ・その日の前に

その日のまえに (文春文庫)

その日のまえに (文春文庫)

  • 作者:重松 清
  • 発売日: 2008/09/03
  • メディア: 文庫
 

重松清の小説はいくつか読んだけどこれが一番好き。

死や別れをテーマにした短編集で涙なしでは読めない事でしょう。

 

アルジャーノンに花束を 

言わずと知れた名作。知的障害を治す手術を受けた主人公とねずみのお話。

最初はひらがなが多く読みにくいかもしれませんが我慢して読みましょう。この本を読むと毎回何が不幸で何が幸せなのか考えさせられます。

最後のわかっていながらもどうにもならない焦燥感が切なくて悲しくて… 心が動かされる素晴らしい小説です。

 

お勧めの小説はこの辺で、次は気が向いたらお勧めのラノベか漫画でも書きます。